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北岳バットレス四尾根主稜 2008.07.15

 7月も二週めに入って蒸し暑い夜が続くようになった。13日の日曜出勤後の火・水曜連休。火曜日には比較的天候が安定するとの予報に慌てて支度をして北岳へ出掛ける事にした。最近、前夜にドタバタして山へ行く事が多い。とてもせわしない。
 自宅を出発する時には既に午前0時を廻っていて、夜叉神峠の駐車場に到着したのは7月15日午前2時40分。ビールをちょっぴり飲んで車中仮眠するものの、5時半には朝一番に乗合いタクシーでゲートを入ろうとする連中の話し声に目を覚まされてしまった。2時間半ほどしか寝てないのに・・・・・。
 広河原へ入る最も早いバスはハイシーズン前の平日のため夜叉神峠8時発。朝飯を食べたあと2時間近く眠る努力をするものの、夏の陽射しで殆ど眠れず。
 広河原でバスを降りたのが8時40分。かつてマイカーで広河原へ入れた頃なら前夜に到着して、朝6時から行動できたのに、歩き出すのが2時間以上遅い(ちなみに広河原ほかの南アルプス登山口へのアクセスはこちらのサイトが便利なようです)。
 大樺沢の雪渓は二俣の手前5分ほどの所から残っていて、吐き出される冷気を浴びながら休憩。さらに1時間半ほど登ってBガリー大滝の取付きに到着。
北岳 2008.07.15 雪渓の状況
左:Bガリー大滝下の雪渓.右:Cガリー上部の雪渓

 下部岩壁帯の下にはまだ雪渓がたくさん残っているが、それぞれのガリーを分ける小尾根は花盛り。アプローチシューズのまま雪渓を登りBガリー大滝の右寄りを登る。いつもの事ながら下部岩壁の登りは少々嫌らしい。緩傾斜帯を左へトラーバースしBガリーに出て少し登るとミヤマオダマキが沢山咲いていた。さらに踏跡を左へトラバースして行くと雪渓に埋め尽くされたCガリーへ出る。雪渓を登ろうと試みたが、さすがに4本爪の軽アイゼンには傾斜が強くて危険。雪渓際の岩場を登る方がずっと簡単で安全。四尾根取付きに着いてクライミングシューズに履き替える。
   1ピッチ目50m・・・ロープ使用
   2・3ピッチ目 ・・・ノーロープ
   4ピッチ目40m・・・ロープ使用
   懸垂下降
   5ピッチ目50m・・・ロープ使用
   6ピッチ目30m・・・ノーロープ
北岳 2008.07.15左上:7月15日朝,広河原からの北岳
右上:下部岩壁帯下の雪渓
左下:Bガリー上部のミヤマオダマキ
右下:四尾根終了点上の花畑

 単独でロープを使うと、いったん登って張ったロープを下降して再度登り返さなければならない。同じ所を一人で一回半往復するのだから面倒ではあるが、ちょいと不安に思ったらロープを使う方がいい。ピッチの難易度に対して自分の自信の程度が充分に大きければノーロープで問題ないが、そうでなければロープを使う他にない。最初のうちは大樺沢を見下ろせていた空も、やがて湧き上がった雲で中央稜すら見えなくなってしまった。
 取付いて2時間半かかって着いた終了点から縦走路まではわずかな距離だが、一般登山者の入り込まない斜面があって、たくさんの花が咲き誇っている。ハクサンイチゲやキンポウゲは云うに及ばず、ハハコグサ、ハクサンチドリ、イワベンケイ、ハハコヨモギ、イワカガミ・・・・・。
 辿り着いた山頂には幸い誰もいない。一日、雲が湧いても雨に祟られずに済んだ。やがて暮れる山頂の静かさを楽しんで、肩ノ小屋も素通りして一目散に下る。
 さすがに広河原へ着いた時には足が痛かったが、帰りのバスもタクシーも無く、人っ子ひとり居ない。止む無くバス待合所のテントで一晩過ごした。
 かつて、自家用車が乗り入れられた頃は良かった。多少遅くなってもちゃんと帰れたのに、今では時刻を過ぎたら夜叉神峠まで林道を4時間歩く以外に方法がない。自然保護の為と云うのなら、せめて自転車は乗り入れて出来ても良さそうな気がするのだけれど・・・・・。
<今回のコースタイム>
8:40 広河原 9:50/10:10 二俣下雪渓末端 11:30/12:00 Bガリー大滝取付 13:50/14:10 四尾根取付 16:45/17:05 四尾根終了点 17:20/17:30 北岳山頂 18:40/18:55 二俣 20:00 広河原(下山)

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  • 2019.08.17 Saturday
  • -
  • 23:07
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コメント
まだ雪がいっぱいあるんですね〜。
北岳第四尾根って、高度感たっぷりと聞きますが、
ロープを付けない登攀って、どんな感じなのでしょう?
人一人も会わないで、一人っきりでする岩登りって・・・もしかしたら、岩山を独り占め??
  • YOURIN
  • 2008/07/18 9:54 PM
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